とどのつまり、落語とはジャズである。江戸時代から続く、ジャポン独自の和製伝統ジャズとも言っていい。
そもそもジャズの定義とはなんだろう。スウィングするリズム、複雑なコードとスケール、コールアンドレスポンス、ポリリズム…挙げていけばキリがないが、やはり最大の特徴はライブ感ある即興演奏だ。それぞれの音を受けながら、即興で、バトンを繋ぐように、かと思えば勝負するように、奏者はかわるがわる即興で音を繰り出していく。
落語もそうなのだ。ソロ奏者による、即興パフォーマンスだ。その日の雰囲気、会場、お客を感じながら、即興でネタを決め、即興で噺を繰り出す。笑いどころも違えば、心を撃たれる言葉も、抱く感情も違う。とどのつまり、落語とは噺家という奏者による、ジャズなのだ。落語を聴かずに、ジャズが好きとは言わせない。
ウンチクを語りましたが、いやいや何よりもの共通点は、落語もジャズも「知らない人ほど素直に楽しめる」ってことですな。落語好きもジャズ好きも、酒好きも女好きも物好きも、皆さん、この夜はマンボジャンボでお待ちしております。
[タイムテーブル]
5月1日(月)
18:00〜 DJ
18:30〜19:30 落語(第一部)
19:30〜20:15 転換
20:15〜21:15 落語(第二部)
21:15〜 DJ 通常営業
落語・桂九ノ一
DJ・todo8
[人数・会場・チャージ]
会場:bar マンボジャンボ
〒650-0012 兵庫県神戸市中央区北長狭通2丁目5−12 ミズキビル(各線三宮・元町駅より徒歩5分)
料金:落語チャージ 1500円+要ドリンクオーダー
一部二部・各回9名限定(それぞれ落語は二席ずつ)
ご予約優先となります。ご予約はDMにてお願いします。